【銘柄フラッシュ】有沢製作所など急伸し上場1ヵ月目のコンヴァノは再評価の動き

2018年5月11日 06:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 10日は、東証1部の値上がり率1位が有沢製作所<5208>(東1)の24.2%高となり、9日発表の前3月期の連結決算が各利益とも大幅増益となり今期予想も経常利益35%増などとしたため注目し直され戻り高値を大きく更新。

 2位はNDS<1956>(東1)の19.9%ストップ高となり、同じ通信建設業のコムシスホールディングス<1721>(東1)が8日、同社を含む3社に対する経営統合を発表したことが材料視され2日連続ストップ高。

 3位はテクマトリックス<3762>(東1)の18.2%高となり、今期・19年3月期の業績見通しも営業利益15.6%の増加とするなどで最高益を連続更新する見込みとしたことなどが好感され大商い。

 高松機械工業<6155>(東2)は9日発表の前3月期連結決算が営業利益70%増などと大幅増益になり、今期の見通しも営業利益32%増などと大幅続伸の見込みとしたため朝方はストップ高の23.1%高となり大引けも20.4%高。アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)はサイバー攻撃対策やウイルス対策などの先端技術展「情報セキュリティEXPO」(5月9日から11日)に出展とされ、業績は回復から拡大基調のため株価も変貌しやすいとされて3.5%高。

 バリューデザイン<3960>(東マ)は第3四半期決算が好調で、連結営業利益がで通期見通しの黒字転換額を超過したことなどが注目されて10.7%高。コンヴァノ<6574>(東マ)は4月11日の上場後「し」の字型の値動きで、ネイルサロン「ファストネイル」やオリジナルのネイル&ハンドケア商品「レガリー」などの事業は類似銘柄がなく評価不足との見方があり7.5%高。

 ニューテック<6734>(JQS)は9日付で米エヌビディア社(NVIDIA Corporation)のGPUを搭載可能なディープラーニング(深層学習)向け大容量ストレージサーバ―を発表して注目されたようでストップ高の15.1%高。セフテック<7464>(JQS)は9日発表の前3月期連結決算が営業利益34%増などと全般大幅増益になり、今期の見通しも営業利益39%増などととしたためストップ高の14.5%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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