錦織圭、モンテカルロ・マスターズ準優勝 ナダルに0-2で敗れる

2018年4月23日 00:09

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 22日、フランス・モンテカルロでテニスのモンテカルロ・マスターズ決勝が行われ、錦織圭がラファエル・ナダル(スペイン)と対戦した。世界ランキング36位でノーシードながら決勝に勝ち上がった錦織は、同1位で第1シードのナダルに3-6、2-6のストレートで敗れ準優勝に終わった。

 ナダルは今大会、1度もセットを落とすこともなく3連覇を達成、優勝回数も11度に更新し、クレーコートの王者ぶりを発揮した。敗れはしたものの、錦織もマスターズ大会では約2年ぶり4度目の準優勝と、復活の兆しを見せた大会となった。

 第1セット第3ゲームで錦織が先にブレークに成功するが、続く第4ゲームを錦織のダブルフォルトでナダルがブレークバックする。さらにナダルは第6ゲームもブレーク。第7ゲーム、ナダルもサービスが安定せず錦織はブレークポイントを握るが、ナダルがキープし5-2とリードを広げられる。第9ゲーム、錦織はネットプレイなどでデュースに持ち込むも、ナダルが押し切って第1セットを6-3で奪う。

 第2セット第1ゲーム、錦織はブレークポイントを握られるもこれをキープする。しかし第3ゲーム、ナダルがリターンエースで先にブレークに成功すると、第5ゲームもナダルの勢いを止められずブレークされる。このままナダルが第2セットを6-2で奪い、セットカウント2-0のストレートで勝利した。

 錦織はこの試合まで5試合で約10時間と、ナダルの4試合で約5時間の倍の試合時間を消耗していた。ナダルの重くて速いボールに体力が奪われて苦戦し、流れを挽回することはできなかった。

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