NY株式:NYダウは44ドル安、FOMC発表後一時上昇も買い続かず

2018年3月22日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウは44ドル安、FOMC発表後一時上昇も買い続かず
21日の米国株式相場は下落。ダウ平均は44.96ドル安の24682.31、ナスダックは19.02ポイント安の7345.29で取引を終了した。午後にFOMC結果発表を控えて、様子見ムードから積極的な売買は限られた。注目のFOMCでは大方の予想通り、政策金利が引き上げられた。パウエル議長は18年の利上げ見通しを維持したほか、経済見通しの改善を理由に19年から20年にかけての金利軌道の傾斜を強めた。発表後に一時上昇したものの、引けにかけて上げ幅を縮小し下落に転じた。セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが下落した。

食品のゼネラルミルズ(GIS)は、決算内容が嫌気され下落。航空大手のサウスウエスト航空(LUV)は、1-3月期の有効座席マイルあたり旅客収入を下方修正し、価格競争への懸念から軟調推移。同業のデルタ航空(DAL)、アメリカン航空(AAL)も軒並み売られた。一方で、ソフトウェアのミュールソフト(MULE)は、クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)による買収が報じられ上昇。2月の中古住宅販売件数が予想を上振れ、レナー(LEN)、DRホートン(DHI)など住宅建設関連銘柄が買われた。

SNSのフェイスブック(FB)は、個人情報漏洩問題を受けて、ザッカーバーグCEOが再発防止の為に全プラットフォームの見直しとアプリの調査を約束し上昇した。

Horiko Capital Management LLC《TM》

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