今日の為替市場ポイント:引き続き日経平均株価の動向を注視する展開

2018年2月16日 08:37

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記事提供元:フィスコ


*08:37JST 今日の為替市場ポイント:引き続き日経平均株価の動向を注視する展開
15日のドル・円相場は、東京市場では107円02銭から106円18銭まで下落。欧米市場でドルは一時106円85銭まで戻したが、106円04銭まで反落し、106円12銭で取引を終えた。

本日16日のドル・円は、主に106円台前半で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識してドル売り・円買いが優勢となっている。日経平均株価の動きを手掛かり材料に、106円台前半で神経質な動きが続くと予想される。

米長期金利の上げ渋りを眺めて、ドル売り・円買い地合いが継続している。また、15日に麻生太郎財務相が為替介入に消極的な発言を受けた円買いも引き続き目立つ。15日に発表された1月の米生産者物価指数は前月比0.4%上昇したほか、エネルギーと食料品を除いたコア指数は0.4%上昇し、物価上昇圧力を示す内容となったものの、相場への影響は限定的だった。

本日の東京市場では日経平均株価や米長期金利の動向を注視しながら、106円台前半で神経質な動きが予想される。投資家のリスク姿勢の強まりや投機的なドル売り・円買いが一段と強まった場合、心理的な節目である105円台に下落する可能性がある。《CS》

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