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ハイパー Research Memo(4):小口でも低価格高採算となるのは同社独自の「在庫販売」が理由
*15:34JST ハイパー Research Memo(4):小口でも低価格高採算となるのは同社独自の「在庫販売」が理由
■事業概要
3. 在庫販売
ハイパー<3054>は法人向けパソコン販売会社として非常に特徴的な企業と言えるが、なかでも最大のものが、特徴である小口・低価格・即納の基盤となっている「在庫販売」である。パソコンを在庫することは、一般に、大量発注によるコストダウンや短納期といったメリットがある。しかし、モデルチェンジが年2~3回と頻繁にあり陳腐化が速いこと、メーカー間で機能差がさほど見られないこと、デッドストックになって商品価値が下落しやすいことから、どの企業にとっても利益率が低いという大きなデメリットがある。したがって、法人向けのパソコン販売では、在庫を持たないことが業界の常識となっている。しかし、同社は積極的に在庫を持って商売をしている。しかも、低価格なのに利益率はそれほど低くないのである。
同社の在庫販売の仕組みは、商品の価格下落を上手にとらえた仕入を行い、かつ、ユーザーのニーズにあったものを届けることで成り立っているようだ。新商品Bが発売された際に、型落ちした商品Aを安く仕入れることもある。最近のデジタル製品は2~3回のモデルチェンジではスペックが大きく変わらない。スペックがさほど変わらない商品を安く購入できるので、顧客にとってもコストパフォーマンスがよい。こうした事情を理解して購入している顧客もあるものと思われる。家電量販店の中に型落ちした商品を大量に安く買い付けることで急成長した企業があったが、同社はコストパフォーマンスを理解してもらって販売し、その家電量販店は情報格差を利用して売っており、商売の発想が違う。しかし、効果は同様である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)《MH》
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