19日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で4日続伸、大型株が相場けん引

2018年1月19日 17:17

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記事提供元:フィスコ


*17:17JST 19日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で4日続伸、大型株が相場けん引
19日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.11ポイント(0.38%)高の3487.86ポイントと4日続伸した。約2年ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数も上昇し、13.76ポイント(0.38%)高の3653.13ポイントで取引を終えた。

国内経済の成長加速が好感される。中国の2017年国内総生産(GDP)成長率が昨日引け後に公表され、予想(6.8%)を上回る6.9%で着地。7年ぶりに成長が加速したことが明らかとなった。人民元高の進行も追い風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元高方向に設定した。この日の上海外国為替市場では、人民元相場が約2年1カ月ぶりの元高・ドル安水準で推移している。

時価総額上位のエネルギー株や金融株が相場をけん引。中国石油天然気(601857/SH)が3.1%高、中国神華能源(601088/SH)が2.7%高、中国農業銀行(601288/SH)が2.3%高で引けた。証券株も急伸。中国銀河証券(601881/SH)がストップ高し、中原証券(601375/SH)が8.4%高、東方証券(600958/SH)が4.0%高と値を上げた。自動車株、空運株、発電株、半導体株なども買われている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.24ポイント(0.07%)高の346.59ポイント、深センB株指数が0.53ポイント(0.04%)安の1210.36ポイントで終了した。

【亜州IR】《CS》

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