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エレマテック Research Memo(1):スマートフォン関連から自動車関連へとけん引役を変えて、再び成長軌道に回帰
*12:35JST エレマテック Research Memo(1):スマートフォン関連から自動車関連へとけん引役を変えて、再び成長軌道に回帰
■要約
エレマテック<2715>は電子材料を得意とするエレクトロニクス商社。2009年に高千穂電気株式会社と大西電気株式会社が合併して誕生した。その後2012年に豊田通商<8015>グループ入りした。
1. 2018年3月期第2四半期は増収増益。黒物家電や自動車向けの商材が大きく伸長
同社の2018年3月期第2四半期決算は、売上高104,134百万円(前年同期比9.7%増)、経常利益3,103百万円(同43.6%増)と大幅増収増益で着地した。通期予想に対する進捗率からみて、同社の想定を上回る好決算であったと弊社では推測している。今第2四半期はスマートフォン関連商材の減収が一服した一方、黒物家電(テレビ・モニター)向け大型液晶パネル向け部材が大きく伸長した。また、自動車業界向けの売上高も大きく伸長した。
2. スマートフォン向けから自動車向けに、成長市場を切り替えて持続的成長を実現
今第2四半期決算の最大の収穫は、“安定成長性”と“高い業績安定性”という同社の特長が改めて浮き彫りとなったことだと弊社では考えている。同社に過去最高業績をもたらしたスマートフォン関連商材の売上高は、ピークの2016年3月期から2018年3月期までの2年間で300億円も減少する見通しだ。そうした事業環境の急変にもかかわらず、同社の業績は売上高、利益ともに過去2番目~3番目といった高水準を維持している。これは電子材料商社として、仕入先・販売先双方にそれぞれ6,000~7,000社を超える取引先を擁し、多種多様な商材を取扱っていることが寄与していると弊社では分析している。現状は自動車向けが成長期に入ってきており、過去に同社が実現してきた“成長市場の波をうまく捕まえて持続的成長を遂げる”ことが再び起こりつつあると弊社では考えている。
3. 2018年3月期通期は期初予想を維持。有機ELスマートフォンの影響を見極め
2018年3月期通期について同社は、売上高205,000百万円(前期比1.0%増)、経常利益5,600百万円(同5.4%増)と期初予想を据え置いた。スマートフォン向けを中心とする中小型液晶パネル用部材の売上高が、今第2四半期は前年同期比横ばい圏と健闘したものの、下半期は有機ELスマートフォンの影響で大幅減収となることを織り込んだのが理由だ。一方、自動車業界向けの売上高は下半期も順調な拡大が予想され、中期的にもストック型事業のように安定的に積み上がっていくと期待される。
■Key Points
・6つの重点施策に取り組み、売上高2,500億円、経常利益80億円を目指す
・「付加価値創造」と「真のグローバル化」への取り組みが成長実現の突破口
・「センシングと通信のソリューションの提供」をキーワードに3マーケットそれぞれで高成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《MH》
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