ワコム Research Memo(6):約98%を海外工場に生産委託。製造設備の自社供給で技術の流出防止を徹底

2017年12月1日 15:36

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記事提供元:フィスコ


*15:36JST ワコム Research Memo(6):約98%を海外工場に生産委託。製造設備の自社供給で技術の流出防止を徹底
■会社概要

5. 生産体制
ワコム<6727>は埼玉県加須市の本社所在地に本社工場(豊野台工場)を有しているが、基本的にはファブレス企業だ。同社自身は製品やコンポーネントの企画・開発・設計を行い、生産は内外のOEM/ODM企業に委託している。工場自体は中国本土に存在することが多いが、カントリーリスクの観点から、台湾や日本資本中心のEMS(電子機器受託生産事業者)を活用している。国内、海外の比率では海外が約98%と圧倒的に多く、残りを本社工場と国内委託先で生産している状況だ。

同社は、ファブレス企業ではあるが、生産ラインで使用する基幹技術の製造機器については自社で開発、設計等を行い、国内の機械メーカーで製造装置をつくり、それを委託先の工場に設置して生産を任せるというやり方を行っている。こうした手法により、海外生産による安い労働コストの活用と、ブラックボックス化による技術・ノウハウの社外流出防止の両立を図っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《MH》

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