米年末商戦への期待から、アップルとスイッチ関連に関心【クロージング】

2017年11月17日 15:39

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記事提供元:フィスコ


*15:39JST 米年末商戦への期待から、アップルとスイッチ関連に関心【クロージング】
17日の日経平均は小幅に続伸。45.68円高の22396.80円(出来高概算19億8000万株)で取引を終えた。16日の米国市場は、主要企業の決算が好感されたほか、米議会下院で税制改革法案が可決されたことで投資家心理が改善し、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円高の22585円となり、これにサヤ寄せする格好から22600円を上回って始まると、前場半ばには一時22757.40円と上げ幅は400円を超える場面もみられた。

しかし、11時から先物主導で急速に失速する格好となり、前引け間際には22400円を下回った。後場はこう着感が強まるなか、大引け間際には22319.12円と下げに転じる場面も見られるなど、荒い値動きとなった。東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗。セクターではゴム製品、金属、保険、空運、精密機器、石油石炭がしっかり。一方で、パルプ紙、電力ガス、海運、鉄鋼、不動産がさえない。

日経平均は荒い値動きとはなったが、辛うじて5日線を上回って取引を終えている。前日の一時22000円割れから、本日の高値までで780円を超える上昇となっており、短期筋の利食いも出やすいところであろう。目先ピークをつけた9日の荒い値動きの場面でも日中値幅が800円を超えていたこともあり、こういった需給変動を交えての相場展開が続きそうである。とはいえ一先ず5日線はクリアしてきており、これが支持線として機能するかを見極めたいところ。

米国では来週23日が感謝祭で休場となり、翌24日が「ブラックフライデー」となって一気に年末商戦へのムードが高まろう。勝ち組としては、米アップルの「iPhone X」、任天堂の「スイッチ」とされるなか、半導体関連やゲーム関連などへの物色に向かうかが注目されよう。(村瀬智一)《AK》

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