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セグエ Research Memo(4):2017年12月期中間決算はセキュリティニーズの拡大を背景に増収増益
記事提供元:フィスコ
*15:28JST セグエ Research Memo(4):2017年12月期中間決算はセキュリティニーズの拡大を背景に増収増益
■業績動向
1. 2017年12月期中間決算の業績概要
セグエグループ<3968>の2017年12月期第2四半期は、売上高3,740百万円(前年同期比11.6%増)、売上総利益1,020百万円(同33.8%増)、営業利益294百万円(同約2.9倍)、経常利益は304百万円(同約2.7倍)、親会社株主に帰属する四半期純利益は214百万円(同約2.8倍)と、軒並み大幅増益となった。売上高に対する利益の比率も、売上総利益27.3%(同4.6pt増)、営業利益7.9%(同4.8pt増)、経常利益8.2%(同4.8pt増)、純利益5.7%(同3.4pt増)と、各段階で利益率が大幅に上昇している。
ランサムウェア等に対するセキュリティニーズの拡大を背景に、海外からの先進的なセキュリティ製品を始め、各種製品の販売が好調に推移した。また、自社開発製品SCVXが自治体のマイナンバー対策を中心に好調であったことが、好業績に貢献した。さらに、サービス(構築・サポート)との組み合わせも進展したことで、各段階の利益は大幅な増益となった。2015年5月に発生した日本年金機構へのサイバー攻撃による情報漏えい事故を受けて、総務省では各自治体に対して情報セキュリティの強化を図るように要請し、補助金による支援を行ったことから、自治体向けのSCVXの大きな需要をもたらした。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)《HN》
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