ピクスタ Research Memo(4):アマチュアの積極活用により23万人超のクリエイター基盤を擁する

2017年9月22日 15:03

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記事提供元:フィスコ


*15:03JST ピクスタ Research Memo(4):アマチュアの積極活用により23万人超のクリエイター基盤を擁する
■事業の概要

3. PIXTAの強み
特に重要な点は、“23万人以上”のクリエイター数と、そこから生み出されてきた“2,500万点以上”のコンテンツ数だ。『PIXTA』の事業モデルにはネットワーク外部性(製品・サービスの利用者数や利用率が増えるに従い、その製品やサービスの質や利便性が向上すること)が存在するが、そうした特別な用語を使わなくとも、『PIXTA』は“市場”である以上、商材がたくさん集まる市場はますます活性化して繁盛すると考えれば、上記の素材数とそれを支えるクリエイター数の重要性が理解できるだろう。これまでのピクスタ<3416>の素材点数の成長と業績成長はきれいに重なっている。

同社が創業以来、急速に素材点数を蓄積できた要因として弊社が注目するのは、アマチュアの活用だ。これは売り手であるクリエイターと購入者の売り買い双方に通じている。従来の写真の商業利用はプロフェッショナル(投稿者としてはプロ写真家やプロのイラストレーターなど、利用者としてクリエイティブ関連企業やマスメディアなど)限定だった。しかし、『PIXTA』ではアマチュアによる投稿を積極的に受け入れ、利用者についても一般企業やフリーランス等個人の利用も想定した料金体系としている。同業他社にもアマチュアを対象としているところはあるが、アマチュアに対する取り組みに最も注力しているのが同社であり、そこが同社の強さの源泉となっているというのが弊社の理解だ。

素材点数については、2,500万点という数値もさることながら、日本に関する素材点数の圧倒的な充実度が『PIXTA』の強みだと言える。日本市場において日本企業が日本人向けに何かを作成する際、あるいは、日本を題材にした資料を作る際、必要とされるのは日本や日本人を素材とした写真だ。この点でもネットワーク外部性が働き、同社の圧倒的優位性につながっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《TN》

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