Google、ユーザーが特に不快に感じる広告表示のWebパブリッシャーへ通知

2017年8月12日 19:45

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記事提供元:スラド

Googleはユーザーが特に不快に感じるWeb広告を表示するWebパブリッシャー約1,000社に対し、電子メールで通知を開始したそうだ。不快な広告について解説する記事も公開している(AdAgeの記事Consumeristの記事The Keywordブログの記事Neowinの記事)。

Googleは6月、「Better Ads Standards」に従わない広告をGoogle Chromeで2018年初めから非表示化する計画を明らかにした。オンライン広告を良くするための業界団体「Coalition for Better Ads」が策定したBetter Ads Standardsは、ユーザーが特に不快に感じると業界で特定された広告に関する問題をまとめたものだ。

パブリッシャーに対する通知ではBetter Ads Standardsに違反する広告の非表示化を説明するのではなく、「広告に関する問題 (要ログイン)」ページを参照して問題を確認し、改善を求める内容になっているとのこと。GoogleはすべてのWebサイトでBetter Ads Standards違反を確認したわけではなく、ユーザーが90%~95%の時間を過ごす約10万サイトのみを確認し、違反がみられたのは1%未満だったという。

GoogleではChromeで悪い広告を非表示化する機能はフィルターであり、広告ブロッカーとは異なると述べているそうだ。Coalition for Better Adsでは他の大手Webブラウザーメーカーに対しても、同様の機能の実装に興味があるかどうか問い合わせを始めているという。一方、問題のある広告を表示しているWebサイトの中にも、改善の動きがみられるとのことだ。

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