スギ薬局が65歳以上に自由勤務導入 仲間づくりや生きがいに

2017年6月28日 11:37

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記事提供元:エコノミックニュース

大手ドラッグストアチェーンであるスギ薬局は今秋よりお年寄りに商品陳列を手伝ってもらう「シニアいきいき倶楽部プロジェクト」を開始

大手ドラッグストアチェーンであるスギ薬局は今秋よりお年寄りに商品陳列を手伝ってもらう「シニアいきいき倶楽部プロジェクト」を開始[写真拡大]

 愛知県の大手ドラッグストアチェーンであるスギ薬局<7649>は、今秋より65歳以上を対象に好きな時間に好きなだけ働ける自由勤務制度を導入する。

 「シニアいきいき倶楽部プロジェクト」という取り組みで、自立して健康的な生活を送る「健康寿命」を伸ばす目的で導入。お年寄りと「業務請負契約」を結び、主に商品の陳列作業を任せる。お年寄りはアルバイトやパートという雇用形態ではなく、「フリーランス」として店舗で働くということだ。

 勤務日や出退勤時間は自由。疲れた場合は途中で帰ることもできる。作業のスピードは問われないが、作業量によって報酬が異なり、パート並みの作業量や質であれば報酬もパートと同等の額を支給するという。小売店でお年寄りと業務請負契約を結んで、作業を手伝ってもらうという事例は前例が無いという。

 お年寄りに体を動かしてもらうことで健康を維持し、同じ店で働く仲間と交流をもつことで友人を作ることができる。また、勤労を続けていることで生きがいや社会への接点をもつことができ、お年寄りがイキイキと生活できると期待されている。店舗側にとっても、昨今問題になっている人手不足を解消する手段になり得、双方にメリットがある。

 同社ではすでに愛知県内の17店舗で試験的にこの制度を導入し、77人のお年寄りが働いているが、今後は100店舗で計500人に増やし、関東などの出店エリア全域への導入を目指している。

 確かに歳を取るとは家にこもりがちになり、社会への接点が少なくなりがち。それまで一線で働いてきた人は生きがいをなくしてしまうというケースも見受けられる。一方で定年退職をした後でもまだまだ働けるという元気なお年寄りも多い。お年寄りがイキイキと活躍できる社会づくりに貢献でき、企業側も深刻な人手不足を解決することができる施策として注目が集まりそうだ。(編集担当:久保田雄城)

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