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つぐもも 二本目「図書室と幼馴染」【感想レビュー】
つぐもも 二本目「図書室と幼馴染」【感想レビュー】©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
4月も後半となり、新アニメも2〜3話が放送され、様々な展開に進んできております。このつぐももも現在3話まで放送されていますが、皆様は今何本アニメを見ているのでしょうか?私はなんだかんだで3つくらいしか見れていません…。
さて今回のつぐもものお話は?そして筆者がこっそり楽しみにしている小ネタはいくつ出てくるのか?つぐもも第2話のレビュー開始じゃ!
■つぐもも 二本目「図書室と幼馴染」のあらすじ
昨日のあまそぎの騒動から一夜開けた朝。かずやの持つ母の形見の帯についた付喪神・桐葉が現生した事をわりとあっさり受け入れたかずやは、桐葉の電気あんまで起こされる。
学校では遅刻し、宿題を忘れた事を幼馴染の千里に咎められ、昼休みが終わるまで一緒に図書室で勉強を教えてもらう事に。しかし宿題が終わった時、図書室はドアも窓も開かなくなっていて…?
■せがれいじり
朝。桐葉は目覚めるがかずやはまだ眠っていた。いたずらで耳に息を吹きかけてみる桐葉だが、
「姉ちゃんやめてよ…昨日も変な妖怪のせいで寝られなかったんだから…」
と正直な寝言をぽつり。というかお姉ちゃんは毎朝何をしているんですかねぇ。羨ましい。
「誰が妖怪じゃ、この…ほっかむりがー!!」
かずやの股間に電気あんま28連打!この目覚まし時計(物理)なら確実に起きられそうだが、やられた者も一物もたまったもんじゃない。
学校に遅刻してしまったかずやさん。まだ間に合う、ギリギリセーフだ!と叫びながら教室にイン!するも「バリバリアウトです」と容赦のない先生の一言。というか授業始まってますねこれ。
時は過ぎてお昼休み。当然のごとく委員長ちさとにハリセンでしばかれるかずや。先生もちさとが注意するから何も叱責をしないんだろうけれど、せめてハリセンには突っ込みましょうよ。
「これも全部桐葉さんのせいだ」と心の中でつぶやくのも無理はない。それもそのはず、毎朝セットしている目覚まし時計は桐葉に破壊され、目覚める直前には電気あんまをかけられ、急いで家を出ようもんなら一緒に行くとのたまうのだから。
まぁ桐葉を帯に戻してジップロックに入れ、木箱にしまって紐でしばって放置して学校に行くかずやの容赦のなさもなかなかです。
■千里との関係
千里の説教(という名の夫婦漫才)が終わって、かずやはクラスメイトの四郎と治と昼食を摂っている。話題は先日かずやに襲いかかったと思われる『あまそぎ』の噂話に。当然学校の人たちは『あまそぎ』という存在を知らないようなので、毛むくじゃらだとか大きいなめくじだとかの「おばけ」と噂されているみたいだが。
そこで四郎は肝試しをしたいと提案をする。もちろん目的は女の子との2人っきりのシチュエーション。流石中学生。
「あわよくばキス!隙あらばそこターッチ!とろけるような大海にGOGOGOGOGO!!」
…流石中学生(心の痛む音)。
その願望は千里流ハリセン奥義悪・即・斬!で崩され、そんなことより宿題の見直ししなさいと注意される。当然昨日が昨日だったので宿題なぞ終わらせているわけもなく、かずやは千里に図書室に連れられてしまう。かずやと委員長は幼馴染で、昔はかずやの部屋で勉強(ハリセン所持)を教えている仲だったとか。千里が甲斐甲斐しく世話をする理由もうなづける。
なおかずやは「聖徳太子を戦国武将と間違える」という珍回答ぶりを披露している。飛鳥文化アタックでもすると思っていたのだろうか…。
時刻は12時40分。もじもじする千里。
「もしよかったら、またかずやくんの家に行ってですね…勉強を見てあげましょうか?私、人に勉強を教えるのがわりと好きなので…」
さらっとアタック!わざわざ家に行こうとするあたりが積極的。ラブコメの波動を感じる!
しかしかずやは桐葉の存在を思い出して拒否する。姉にも見つかってないのにバレたらいろいろまずいと。流石王道主人公!このラノベ主人公!(別のアニメ)
と、なんだかんだで課題が終わったかずや。先に教室に戻ろうとする千里だが、困ったことにドアが開かない。多分原因は水圧ではない。
一方借りていた本を返すかずやの前には…制服姿の桐葉が。ぎゃー!と叫ぶ声を聞いた千里の前には、ボッコボコになった顔のかずや。
■閉ざされた図書館とうつけものフレンズ
ドアが開かないどころか、窓も開かない。モップやパイプ椅子を投げても一切壊れない。事態を察知した桐葉は2人の前に颯爽と現れる…が、はいてない。ぱんつはいてない。
しかしそんなツッコミを入れる間もなく、かずやは桐葉を隠れさせる。
これは桐葉の仕業なのか?と疑うかずやにキレて再度攻撃する。nice boat.ネタももう10年くらい前ですか…もはや懐かしい。
「これは付喪神の仕業じゃ」「え、桐葉さんみたいな?」→nice sunflower.
桐葉いわく、付喪神には2つある。長い年月を経て生まれた強い意志を持つのがつぐももで、赤子のような存在があまそぎ。前回襲ってきたあまそぎのように、突拍子もないことをするのは大概あまそぎなんだそうだ。
千里にも協力要請をしようとする桐葉だが、なんとか付喪神であることを知られるのは避けたいかずや。仕方なく「オカルト好きな幼馴染」である体を装うと試みる。
「あー、わしはかずやの…いとこ…で、っけ?見学にきた。おー、帯名桐葉じゃ。よろしくの」
「…嘘っぽい」
バレバレである。
時刻は12時40分。図書室の中の時間は進んでいない。
今起きていることと『あまそぎ』による仕業という状況を理解するちさと。
かずやのようなうつけ者じゃ扉を壊すくらいしか考えられないだろうがわしは違うとまくしたてる。桐葉の髪の毛を編み込んだ根付(見た目は携帯につけるストラップ)を使い、この部屋のなにかに想いが宿っている物を見つけてこいと命令するも、早速千里が反応する本を見つける。と思いきや、別の本にも。いくつもの本に反応する根付では元凶がわからない。桐葉は悩んだ結果…
「扉をぶち破ればいいんじゃーい!!」
「結局それかーい!」
うつけ者のご主人様も、同じようにうつけ者だった。
■あまそぎの思い
結界が破れていくと、そこは本棚が広がるだけの世界に。
「なるほど。文庫(ふみぐら)そのものがあまそぎというわけか」
げんのうつづり!布をハンマー化して襲いかかる書籍を殴打していく最中、文庫の本がまとまってゴーレムと化す!動きが妙にリアルでかっこいい。
終わりの見えない文庫の世界で、とにかくゴーレムから逃げる3人。あてもなく走って逃げる中、桐葉は自分自身にしか攻撃がきていないことを察知する。
行き止まりに着き、桐葉が挑発したところで再度ゴーレムが襲いかかってくるが、千里たちに攻撃があたりそうになると、本の壁が2人を守った。
今回の問題は2人の思いに関する事だと確信した桐葉は、文庫にきてからの娘とのやり取りを思い出せ!とかずやに問いかける。
「えーと、図書室に来て」
「本を持ってきてもらって」
「あ、聖徳太子(せいとくふとし)を戦国武将と間違えて!」
『どうでもよい!』
「それから、僕の家で一緒に勉強しようと言われて断った!」
「それじゃ!使用者はその娘じゃ!」
確かにここまであっさり言われてしまうあたり、千里の心情も理解できる。
「あまそぎを生むのは思い。その娘の想いを叶えてやれ!」
ここまで言われてようやく気づくかずや。桐葉がゴーレムに捕らわれピンチになる中、
「今度、僕の家で勉強教えて」
千里の方をつかみ、目を見てお願いをすると、ゴーレムは瞬く間に崩れ落ち、いつの間にか普段の図書館に戻っていた。
事態は解決して安堵する3人。そして千里の思いに気づいてやれなくてごめん、と謝るかずやだが
「千里って人に勉強を教えるのが本当に好きなんだね」
鈍感主人公は健在だった。
そんなやり取りを校舎の外から見ていた、1話の最後に出てきたおっぱい巫女。飛び去った後にはカラスの羽が舞っている。
後日。かずやの家を訪れた千里は、かずやの部屋をノックする。が、反応がないのでドアを開けてみると、寝間着姿のかずやとブルマ姿の桐葉がベッドで添い寝をしている。
「現行犯!!」
チラチラ指の隙間から2人を見つつかずやをハリセンで叩く。というか(時計を壊されたとはいえ)13時まで寝てる中学生も、それはそれでどうなんだ…?
勉強は一旦おいて、先日起きた事件を振り返る3人。今回の件は別に千里が悪いわけでもなく、すそ(呪詛)という現世の歪み、万物の根源の残りカスと関わりがある。呪詛を使えばなんでもできるが、普通ではあれほどの大きさはありえないとのこと。
千里は、あの時図書室は局所的に濃度が高かったと推測するが、桐葉は別に問題があるとした。
「この土地を管理する土地神のせいじゃ。全ては、くくりのバカが悪い。」
■相も変わらず懐かしいテンポとバトルシーン
1話の時と同様、会話やギャグシーンのノリに懐かしさを感じつつも、本のあまそぎとのバトルシーンでのCGのリアルな動きの多さにびっくりしてしまいました。
原作はわりとセクシーなシーンが多いらしいですが、現状だと、シリアスとセクシー含めたギャグ、バトルのバランスは綺麗に整っているみたいです。個人的にはこのままシリアス方面が多くなっていくのかな?と予想しておりますが、その一方で桐葉の艶かしい肌ももっと見たいと思ってしまいます。
次回予告では、ブルマ姿のどう考えても中学生に見えない2人が戦っているようですが、これは本当に何が起きているのか!?
次回も期待大です!
(あにぶ編集部/頭皮パッション)
©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会
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