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20日の米国市場ダイジェスト:ダウは8ドル安、政権運営への先行き懸念が上値抑える
*07:46JST 20日の米国市場ダイジェスト:ダウは8ドル安、政権運営への先行き懸念が上値抑える
■NY株式:ダウは8ドル安、政権運営への先行き懸念が上値抑える
NYダウ ナスダック
終値:20905.86 終値:5901.53
前日比:-8.76 前日比:0.53
始値:20916.27 始値:5898.81
高値:20955.45 高値:5915.12
安値:20885.70 安値:5888.12
20日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は8.76ドル安の20905.86、ナスダックは0.53ポイント高の5901.53で取引を終了した。朝方は原油相場の下落を嫌気し、もみ合う展開となった。先週のG20財務相・中銀総裁会議で米国が強硬姿勢を示したことで先行き不透明感も広がり、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。
原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。一方で、宝飾品のティファニー(TIF)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は映画「美女と野獣」が3月公開作品で過去最高の興行収入を記録し、買われた。携帯端末のアップル(AAPL)は一部アナリストの目標株価引き上げを受けて上昇。
シカゴ連銀総裁は、インフレ率の上昇次第で年内に後3回の追加利上げもありうるとの認識を示した。一方で、ミネアポリス連銀総裁は、物価上昇圧力が見られないことから利上げに対して慎重になるべきと指摘している。
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■NY為替:英国のEU離脱の経済的影響を懸念した円買い
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円89銭から112円49銭まで下落し、112円56銭で引けた。英国の欧州連合(EU)からの離脱は世界経済に不透明感を与えるとの警戒感が再燃し、リスク回避のドル売り・円買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0760ドルから1.0725ドルまで下落し、1.0739ドルで引けた。英国がEUから離脱すれば、欧州経済にも影響を与えるとの懸念が再浮上し、ユーロ売りが強まった。ユーロ・円は、121円37銭から120円72銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2397ドルから1.2335ドルまで下落した。英国が今月29日にリスボン基本条約第50条を発動し、正式に離脱の意思をEUに提示する計画であることを明らかにしたが、経済全体に与える影響を警戒したポンド売りが再燃した。ドル・スイスは、0.9958フランから0.9991フランまで上昇した。
■NY原油:反落で48.22ドル、引き続き米増産体制に警戒感
NY原油先物4月限は反落(NYMEX原油4月限終値:48.22↓0.56)。47.84ドルから48.74ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが先週末に発表した米国の石油生産向け掘削設備(リグ)の稼動数は、前週比14基増の631基と9週連続で増加。引き続き米国の石油増産体制に対する警戒感がマイナス材料視された。
チャートでは、200日移動平均線(48.6ドル水準)でのもみ合いとなっている。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、減産継続に対する懐疑的な見方が台頭。積極的には手掛けにくい状況となっている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.44ドル -0.42ドル(-1.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 44.59ドル -0.43ドル(-0.96%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.14ドル -1.80ドル(-0.74%)
インテル(INTC) 35.43ドル +0.16ドル(+0.45%)
アップル(AAPL) 141.46ドル +1.47ドル(+1.05%)
アルファベット(GOOG) 848.40ドル -3.72ドル(-0.44%)
フェイスブック(FB) 139.94ドル +0.10ドル(+0.07%)
キャタピラー(CAT) 95.40ドル +2.49ドル(+2.68%)
アルコア(AA) 34.90ドル -0.07ドル(-0.20%)
ウォルマート(WMT) 69.98ドル +0.09ドル(+0.13%)
スプリント(S) 8.50ドル -0.07(-0.82%)《SK》
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