8日の中国本土株式概況:上海総合0.05%安と3日ぶり反落、インフラ関連はしっかり

2017年3月8日 17:07

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記事提供元:フィスコ

*17:07JST 8日の中国本土株式概況:上海総合0.05%安と3日ぶり反落、インフラ関連はしっかり
8日の中国本土市場は小幅ながら値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.74ポイント(0.05%)安の3240.66ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、1.79ポイント(0.05%)安の3393.41ポイントで取引を終えている。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.11ポイント(0.32%)安の347.05ポイント、深センB株指数は10.82ポイント(0.94%)安の1144.82ポイントで終了した。

政策期待で買われていた銘柄群が売られる。なかでも、石炭や鉄鋼など「供給サイド改革」の関連株が安い。エン州煤業(600188/SH)が1.4%、宝山鋼鉄(600019/SH)が2.1%ずつ下げた。消費関連株や自動車株、ITハイテク関連株、金融株などもさえない。

半面、ゼネコンや建機、セメントなどインフラ関連株はしっかり。インフラ投資プロジェクト拡大の期待が強まっている。国家発展改革委員会トップの何立峰・主任は6日、中国政府が掲げるシルクロード経済圏構想「一帯一路」について、「これまでの成果は予想以上」と発言したことが改めて材料視された。2017年も取り組みを強化すると述べている。

【亜州IR】《WA》

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