ヤマハのルータRTX1210、設定やファーム更新5回で起動しなくなる不具合

2017年3月7日 18:53

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ヤマハの業務用ルータRTX1210で深刻な不具合が見つかりました(ヤマハの発表)。

 不具合の内容は、コンフィグ設定やファームウェア更新作業回数が合計5回に達した場合にルーターが起動しなくなったり、設定や選択肢が表示されなくなるというもの。対象の製品は製造番号が「S4H071236~S4H086240」(梱包箱に「A4A2」と記載されている製品)で、製造期間は2016年10月から2017年1月、対象台数は15,005台とのこと。心当たりのある方はチェックと早期の対策を計画をお勧めします。

 対策はクライアントツールを使用するか、外部メモリ(USB等)で起動するというもので、対策用の起動USBメモリをヤマハが配布しているため、端末接続が困難、TFTPやTELNET接続不可の運用ルールとなっているような場合は申し込みを検討ください。

 個人的には3か月間で1万5千台も製造するほど売れているんだという点も驚きました。お手頃な価格帯で業務用のルータといえばYAMAHAのRTXシリーズが最初に思い浮かぶし、ここ最近はL2TPもできるようになってより選択するケースも増えてきただけに影響も大きいのだと感じます。

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