九死に一生の場面での自撮りは人間の本能?

2017年1月6日 11:18

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記事提供元:スラド

 「九死の一生」の場面で、スマートフォンなどで自撮りする人は少なくないそうだ。これは単に自己陶酔、自己満足のためのみでなく、「生き延びようとする」気持ちや「自分を残そうとする」意味があるという(ギズモード・ジャパン)。

 ギズモード・ジャパンの記事では、今夏に発生した旅客機の緊急着陸事故の際に酸素マスクを着用した乗客の何人かがその姿を自撮りしてSNSなどに投稿していたそうだが、これ以外にも同様の自撮りや、事故現場の撮影といったケースは少なくないようだ。日本でも、2014年の御嶽山噴火時に噴火の写真を撮影していた犠牲者が多いと報じられている

 このような行動は「自分がそこに居た」ことを見せたいという気持ちのほか、「自分を覚えていてもらうための最後の1枚」を保存する、といった人間の本能に関わるもので、決して不自然ではないようだ。

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