スパークリングワイン開栓時は注意を、消費者庁

2016年12月31日 17:38

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 祝宴の多い時期。スパークリングワインを飲用することも多いと思われるが、消費者庁はスパークリングワインのコルクを抜くときにコルクが目にあたり網膜剥離などのけがを負う事故が発生しているとして注意を呼び掛けている。

 アドバイスでは「スパークリングワインは瓶の中でも二次発酵し、気圧をコントロールできないため、開栓時に栓が勢いよく飛び出すことがある」としたうえで「スパークリングワインの栓といえばコルク栓が一般的だが、スクリュー栓やプラスチック栓のものでも、危険性は同じとしている」。

 このため、開栓前に(1)吹きこぼれを防ぐため、スパークリングワインは冷蔵庫や氷水に入れてよく冷やしておく(2)瓶を振るなど必要以上に揺らさないように(3)あらぬ方向に飛び出した栓が当たらないよう、できるだけ顔や体から離して開栓する(4)周囲に人がいないか、栓が当たって壊れるものがないかの確認を忘れずにする(5)再栓できるプラスチック栓もあるので、どのような種類の栓であっても「事前にラベル等に書かれている取扱方法をよく確認」するように呼びかけている。

 開栓時はキャップシールを剥がしたあと(1)タオルなどをかぶせた上から、コルクを利き手とは反対の親指で押さえ針金をゆるめ、 そのままとらずにおく(栓の飛び出しを防ぐため)(2)親指でコルクを押さえたまま、利き手で瓶の下部を持ち、瓶をゆっくりと回転させる(3)瓶の中のガス圧でコルクが上がってくるので、少しずつガスを逃がし、十分にガスが抜けたらコルクを回して栓を抜く。(編集担当:森高龍二)

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事