ウィークリーレポート:今週は経済指標をしっかりチェック、住信SBIネット銀行(三井智映子)

2016年10月18日 17:45

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記事提供元:フィスコ


*17:45JST ウィークリーレポート:今週は経済指標をしっかりチェック、住信SBIネット銀行(三井智映子)

こんにちは。フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

先週は中国の9月の貿易統計の落ち込みから中国経済低迷懸念が台頭していましたが、9月の中国消費者物価指数がマイナス圏から脱却したことでその懸念が弱まり、週末の欧州株は反発。
また、前回のレポートで取り上げた前週末の米雇用統計の結果は非農業部門雇用者数が弱含みとなったことなどで1ドル=102円台になることもありましたが、足元でドル円は1ドル=104円台で安定しています。

それでは今週のポイントはどこなのでしょうか。
住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」では今週のイベントについて分かりやすく解説しています。

まず今週は19日に米大統領候補による第3回テレビ討論会がありますね。注目している方は多いのではないでしょうか。
同レポートによれば、『共和党のトランプ氏が女性蔑視発言報道で無党派層を中心に支持を失ったと見られています。また、共和党のライアン下院議長は大統領選よりも議会選挙に注力する旨の発言をしています。トランプ氏が現状の劣勢を跳ね返し、巻き返すことができるのか注目です』とのことです。

また20日に開催されるECB(欧州中央銀行)理事会も押さえておきたいポイントです。
『政策変更は無いと予想され、資産購入プログラムを円滑に進める上での方策を討議することになりそうです。現状の債券買い入れ期限は来年3月までとなっていて緩和継続が示されるのか注目です』と、同レポートは分析しています。

一方、気になる中国経済はどうかというと、『19日に中国の第3四半期のGDP統計や小売売上高(9月)、固定資産投資(9月)など中国の重要な経済指標の発表が予定されています。先週は中国の経済指標がドル/円相場に影響しました。中国経済に対する先行き懸念は大きく、今週も神経質な対応となりそうです』とのこと。重要な発表が相次ぐので、目が離せそうにありません。

そのほかにも今週は、米国で17日に鉱工業生産指数(9月)、18日に消費者物価指数(9月)などが相次いで発表される予定となっています。
『最近の米国の指標は強弱混在する状態が続いていますが、今回各指標が堅調となれば、原油価格安定化を受けた資源業界の復調や年末商戦への期待感なども後押しとなってFRBの12月利上げ観測がより高まり、ドルが優勢になるでしょう』とのことですので、経済指標はしっかりチェックしてまいりましょう!

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子《FA》

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