三菱電機、ニューヨーク市都市交通局から無線列車制御システムの実証を受注

2016年1月14日 15:39

印刷

CBTC システムイメージ(三菱電機の発表資料より)

CBTC システムイメージ(三菱電機の発表資料より)[写真拡大]

 三菱電機は14日、米国のニューヨーク市都市交通局(NewYork City Transit Authority、NYCT)から、CBTC(Communication Based Train Control:無線列車制御システム)の新規供給メーカー認定に向けた実証試験を受注したと発表した。

 同社によると、NYCTは全路線にCBTCを導入するのに伴い、競争促進と長期安定調達を目的に、新たに供給メーカーを募集し、異なるメーカーのCBTCの相互運用を目指している。今回、三菱電機が、仕様・納期・価格の総合評価から新規供給メーカーに選定され、認定に向けた既存システムとの相互運用性実証試験を受注したという。

 同社は、今回の受注を契機に、鉄道向け信号システム事業のグローバルな展開を図るほか、鉄道車両用電機品を含む交通システム全体での事業拡大を目指していくとしている。

関連記事