イギリス最高裁、ドナルド・トランプ氏所有企業の風力発電所建設を阻止

2015年12月22日 10:00

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米大統領候補のドナルド・トランプ氏がイスラム教徒のアメリカ入国禁止を提案したことを受け、イギリスではトランプ氏の同国入国を禁止するネット嘆願書が集められた。この嘆願書は3万5000人以上も集まり、イギリスではトランプ批判が強まっている。こうしたトランプ氏への批判が意外なところに波及しているようだ。ニューヨーク・タイムズによると、イギリス最高裁判所は12月16日、トランプ氏の所有会社による風力発電所の建設を棄却する決議を行った。これは満場一致での決定だったという(英最高裁判所[PDF]Slashdot)。

 トランプ氏は北東スコットランドに高級ゴルフリゾートを所有。そこの近くに、風力発電所を建築する計画であった。トランプ氏側は風力発電所の建設は2013年3月にスコットランド当局によって承認されていると説明した。しかし、最高裁判所は、風力発電所が1989年法に準拠していないとして建設を却下したとしている。

 もっともトランプ批判という感情的な理由だけで、建築却下が決められたのではなさそうだ。この風力発電所は、大統領選以前の段階で環境に対する影響が問題視されていたという。それをスコットランド当局が経済的便益が環境問題を上回ると判断して事後承認する形になっていたとのこと。なお、トランプ氏の母親はスコットランド生まれだそう(guardian)。

 スラドのコメントを読む | 英国

 関連ストーリー:
米国製のスマート風力発電所のWeb管理コンソールにXSS脆弱性、管理権限を奪取可能 2015年12月14日
米共和党大統領候補のトランプ氏、テロ対策としてインターネットを閉じることを検討すべきと主張 2015年12月10日
太陽光発電が普及しつつあるハワイで発生している電力問題 2015年04月22日
米国初、洋上風力発電所の建設が決定。電気代が安くなる試算が効いた? 2015年03月10日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事