フォトシンス、スマートロックの普及に向け4.5億円の資金調達

2015年9月10日 04:32

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「Akerun」(手前右)、「Akerun Remote」(同左)(フォトシンス発表資料より)

「Akerun」(手前右)、「Akerun Remote」(同左)(フォトシンス発表資料より)[写真拡大]

 フォトシンスは9日、4.5億円の資金調達を実施したと発表した。後付けスマートロック「Akerun」のマーケット伸長に伴う販売戦略の拡大と、さらなる製品開発が目的。ジャフコ、YJキャピタル、ガイアックス、ベータカタリストの4社からの第三者割当増資による。

 これにより、同社が支援を受けていた経済産業省所轄の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)のスタートアップイノベーター(SUI)プログラム初の卒業企業となった。SUIプログラムとは、安倍政権の成長戦略の一環として始まったもので、10年後のグローバルメガベンチャーの育成を目的としている。

 「Akerun」とは、アプリを用いてスマートフォンで鍵の解錠・施錠、来客への開閉権限の発行ができる製品。本年7月より出荷開始されているIoTゲートウェイ「Akerun Remote」では3G通信に対応。これにより、従来はスマートフォンでしか操作できなかった「Akerun」がPC、タブレット、フィーチャーフォンでも利用できるように進化した。さらに、これらを一括管理する管理画面「Akerun Manager」と合わせて「Akerunオンライン鍵管理システム」として、法人向けを中心に販売されている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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