ユーザーローカル、Twitterでの拡散経路を可視化する分析ツールを無料提供開始

2015年8月21日 12:13

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ピース又吉さんの芥川賞受賞についてのニュース記事を、だれがどう拡散したかを可視化した例(ユーザーローカルの発表資料より)

ピース又吉さんの芥川賞受賞についてのニュース記事を、だれがどう拡散したかを可視化した例(ユーザーローカルの発表資料より)[写真拡大]

 ビッグデータ分析ベンチャーのユーザーローカルは19日、Twitterの投稿やURLが、いつ、だれを経由して、どう広まっていったのかが視覚的にわかる無料の分析ツール「UserLocalリツイート分析ツール」を公開した。自分の投稿がどう広まったかの調査や、指定したURLがどう拡散したかの分析が簡単にできる。専用Webサイトから利用できる。

 Twitterではリツイート(RT)件数やお気に入り数など数値的な計測はできるが、誰がハブとなって拡散していったのか、という「インフルエンサー」を特定することができない。同分析ツールでは、各ユーザーのフォロワーとRTした時刻を元に、どのユーザーの投稿をきっかけにしてツイートが拡散したかを推定して、経路を特定する。

 ツールの使い方は、自分の投稿がどう広まったかを調査する、指定したURLがどう拡散したかを分析する、という2通りがある。前者はTwitterアカウントを認証したのち、調査したいツイートを選択すると表示される。後者はフォームに調査したいURLを入力するだけだ。

 同ツールでは500RTまでのデータを調査可能で、それ以上のRT数の場合は正確に表示されないことがある。今後、メディア分析ツールMedia Insight( http://media.userlocal.jp/ )、ソーシャルメディア分析ツールSocial Insight( http://social.userlocal.jp/ )の有料版導入企業の場合は、500RT以上の場合でも調査可能となる予定。(記事:町田光・記事一覧を見る

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