三省堂、『ICTことば辞典』の電子書籍版を配信開始

2015年8月18日 10:15

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『ICTことば辞典』の表紙(三省堂の発表資料より)

『ICTことば辞典』の表紙(三省堂の発表資料より)[写真拡大]

  • 電子書籍版はすべてのページがフルカラーに(三省堂の発表資料より)

 三省堂は18日、豊富な写真、図版、イラストとともにIT(ICT)用語をかみ砕いて解説する書籍、『ICTことば辞典』の電子書籍版の配信を開始したと発表した。電子書籍版の価格は1,600円(税別)、フォーマットはEPUB3/Kindle Format 8、Kindleストア(アマゾン)・楽天Kobo電子書籍ストアで購入できる。

 電子書籍版の特徴は、すべてのページをフルカラーにしたこと、文字や行間を自分好みにカスタマイズできること、画面サイズに合わせて表示方法や文字送りが自動で切り替わる「リフロー」形式の採用、
目次をみて気になる項目をタップすることでリンク先へジャンプするなどの機能がある。

 IT(ICT)に関する解説書は、詳しい人の視点で書かれているものが多く、専門用語や略語にあふれ、調べても腑に落ちないことが多くある。そこで『ICTことば辞典』は、やさしいことばを用いて身近な事例をまじえながら、豊富な画像、シンプルな図版、親しみやすいイラストによって、ひとつひとつの項目をていねいに初心者の視点で解説している。

 項目を網羅するのではなく、時代のニーズや話題性の高い項目を厳選。「読む」ことにも重点を置くことで、パラパラとページをめくって気になる個所を読む「辞典」のおもしろさ、初めから最後までじっくりと読む「一般書」のおもしろさ、双方の特徴を兼ね揃えた本に仕上げている。

 また、脳科学者の茂木健一郎氏や言語学者の投野由紀夫氏、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏、劇作家の柴幸男氏など、各界の第一線で活躍する10名のコラムも収録。広い視点でITの知識を身につけることができる。(記事:町田光・記事一覧を見る

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