三菱商事、日本郵船とメキシコ湾での洋上原油生産設備事業に参画

2015年7月16日 14:45

印刷

米国のメキシコ湾での今回の案件の所在地(三菱商事の発表資料より)

米国のメキシコ湾での今回の案件の所在地(三菱商事の発表資料より)[写真拡大]

 三菱商事は16日、日本郵船とともに、洋上原油生産設備(FPSO)の世界最大手SBM Offshore N.V.(SBM)がシェル・オフショア社から受注したFPSO 1隻の傭船・操業・保守サービス事業に出資参画する契約を締結したと発表した。

 このFPSOは大型原油タンカーを改造して建造され、シェル・オフショア社が権益を保有する米国メキシコ湾の油田の開発で、2016年から操業を開始する予定。同事業の操業が開始されると、世界で最も深い水深(水深約2,900m)で原油生産を行うFPSOとなる。

 この案件は三菱商事にとって、SBMとの長期協業契約に基づいて2012年に受注したブラジル沖北部Sapinhoa鉱区向FPSO 1隻、2013年に受注した同BM-S-11鉱区向FPSO 2隻に続く第4号案件となる。

関連記事