オークファン Research Memo(2):実売価格データをベースに売り手向けの唯一無二の価格情報検索サイトを運営

2015年7月15日 16:45

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記事提供元:フィスコ


*16:45JST オークファン Research Memo(2):実売価格データをベースに売り手向けの唯一無二の価格情報検索サイトを運営
■会社概要

オークファン<3674>は設立以降、「あらゆる人が、あらゆる場所で、あらゆるモノを売り買いできる新たな時代を創る」ことをミッションとして掲げ、「あらゆる商品に関する正確でフェアな情報並びにそれを実現するためのサービスを提供する企業としての、世界標準を目指す」というビジョンのもとに、インターネットメディア事業を展開してきた。14年に発表した15年9月期を初年度とする中期経営計画「New パラダイム 2017」は、13年に発表した「循環型オークファン成長モデル」(1. データ→2. インフォメーション→3. プレゼンテーション→4. ソリューション)を再定義し、各フェーズにおけるKPI及び、売上目標を設定。それらを達成そしてするための具体的な戦略を展開している。

(1)会社沿革

同社は、学生時代からオークション売買を行っていた武永社長がオークション事業(オークションによる商品の出品販売)を行う目的で2004年4月に設立した(株)デファクトスタンダートを前身とする。2006年2月にオークション統計ページ(仮)の営業を譲り受け、メディア事業としてオークションの価格比較・相場検索サイトの運営を開始した。

2007年6月にデファクトスタンダードのメディア事業を新設分割し、(株)オークファンを設立、純広告サービス及び広告サービスを開始した。続く8月には無料会員サービス、翌2008年5月には有料会員サービス「オークファンプレミアム」の提供を始め、課金サービス事業を開始したのを皮切りに、「オークファンスクール」(2008年12月)、「オークファンゼミ」(2010年1月)と、サービスメニューの品揃えを拡充した。

2010年8月にはスマートフォン向けサイト「aucfan touch(オークファンタッチ)」を開始した。2011年11月には総合分析ツール「オークファンプロ」の提供を開始し、2012年12月には世界のECサイトの一括検索サービス「グルーバルオークファン」の提供を始めるなど、サービス領域の拡大を図った。

2013年4月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。さらに6月に企業及び個人の取引を可能にした独自プラットフォーム「オークファン仕入れモール」の運営を開始したのに続き、9月にフリーマーケット事業「楽市楽座」を取得し、BtoSmallB(個人事業主)マーケットプレイス事業へ参入した。

2014年以降は、国内外で買収・資本参加を積極化し、事業基盤の整備拡充に努める。特に、2014年9月期決算発表以降は2015年9月期を初年度とする中期経営計画(2017年9月期目標:売上高30億円、経常利益8億円)をベースに、事業拡大及び事業基盤強のための提携、M&Aを加速している。

具体的な子会社化の動きとしては、2014年10月にデジタルマーケティング事業及びオムニチャネル※・プラットフォーム事業を展開するグランドデザイン&カンパー(株)を子会社化(取得価額92百万円。オムニチャネル・プラットフォーム事業を新設分割しグランドデザイン(株)を設立。2015年4月にグランドデザイン&カンパニーを同社に吸収合併)したのに続き、2015年1月にはデータマイニング事業を行う(株)マイニングブラウニーを子会社化した。さらに、同7月にはB to B市場への本格参入を狙いDeNAが運営するBtoBマーケット(BBM事業)を継承した新設会社であるNETSEAを取得(取得価額1,250百万円)した。
※実店舗及びオンラインストアを始めとするあらゆる販売チャネル及び流通チャネルを統合すること、及び、そうした統合チャネルの構築によりどのような販売チャネルからも同じような商品を購入できる環境を実現する概念を指す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)《HN》

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