タカショー Research Memo(5):1Qは昨年の消費税増税駆け込み需要の反動減などで出遅れ気味

2015年7月14日 16:52

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記事提供元:フィスコ


*16:52JST タカショー Research Memo(5):1Qは昨年の消費税増税駆け込み需要の反動減などで出遅れ気味
■決算概要

(1) 2016年1月期の第1四半期決算の概要

タカショー<7590>の2016年1月期の第1四半期の業績は、売上高が前年同期比2.4%減の4,899百万円、営業利益が同17.5%減の255百万円、経常利益が同41.3%減の177百万円、四半期純利益が同46.7%減の116百万円と減収減益となった。

注力する新商品群であるエバーアートウッド関連商品やローボルトライトは伸長したものの、プロユース部門及びホームユース部門ともに減収となり出足の鈍い滑り出しとなった。住宅着工件数の減少を含め、昨年の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減の影響を受けたことや、人工強化竹垣等の和風関連商品の販売が減少したこと、ホームユース向けも期初からゴールデンウィークまでの間、週末の天候不順の影響があったことが業績の足かせとなった。ただ、海外展開については、中国生産拠点の本格稼働等により大きく拡大している。

利益面では、原価率は改善したものの、将来の成長に向けた先行投資的な費用(設備投資償却費や人件費等)や物流コストの高騰等により販管費が増加したことに加え、減収に伴う収益の下押しにより営業利益率は5.2%(前年同期は6.2%)に低下した。なお、経常利益の減益幅が大きいのは、円安による為替差損(海外子会社等に対する現地通貨建ての貸付金の洗い替えによるもの)を営業外費用に計上したことが主因である。

財務面では、総資産がガーデンシーズン立ち上がりの売上拡大に伴って「受取手形及び売掛金」が増加したことから17,916百万円(前期末比7.0%増)に増加した一方、純資産は7,610百万円(前期末比1.3%減)とわずかに減少したことから自己資本比率は42.0%(前期末は45.6%)に低下した。また、有利子負債は5,030百万円(前期末比4.3%増)に増加した。

販売ルート別の業績は以下のとおりである。

プロユース部門では、エバーアートウッド関連商品の売上高が803百万円(前年同期比2.7%増)と着実な伸びとなった。2014年1月期より本格的に参入したエクステリア分野がホームメーカーやエクステリア施工業者向けに好調に推移している。また、2015年1月期よりコントラクト(非住宅市場向けの建材、外装)分野に販売を開始した景観建材「アートボード」シリーズも、まだ本格的な業績貢献には至っていないものの、レストランやホテル向けなどで順調に立ち上がっているようだ。ただ、住宅着工件数の減少による影響や人工強化竹垣等の和風関連商品の販売が減少したことが業績の足かせとなった。

屋外ライト商品については、同社独自のローボルトライトが順調に伸長しているものの、ソーラーライトが伸び悩んだことなどから売上高は476百万円(前年同期比5.7%減)と苦戦した。

一方、ホームユース部門では、商品投入率は増加したものの、期初からゴールデンウィークまでの間、週末の天候不順の影響により販売店からのリピート率が低下したため低調に推移した。

海外展開については、英国子会社ベジトラルが新商品の投入などで伸長したほか、中国における生産拠点の本格稼働により海外売上高比率は18.9%(前年同期は16.4%)に拡大している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《HN》

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