プルデンシャル生命、保険金の信託子会社を設立

2015年7月14日 16:38

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生命保険信託の概要(図:プルデンシャル生命保険発表資料より)

生命保険信託の概要(図:プルデンシャル生命保険発表資料より)[写真拡大]

 プルデンシャル生命保険は14日、子会社「プルデンシャル信託」(仮称)を設立すると発表した。10月に営業を開始する予定。

 新会社のプルデンシャル信託は、本社を東京都千代田区のプルデンシャル生命本社内に置く。資本金は1億5,000万円で、プルデンシャル生命が全額出資する。

 新会社は、生命保険信託を提供。これにより、受取人が未成年者で、親権者が一人もしくは高齢者である場合や、受取人である子どもに障がいがあるといった場合でも、生前に指定した相手に対し、保険金が確実に渡せるという。

 利用者はプルデンシャル生命と自身を被保険者とする保険契約を結んだ上で、プルデンシャル信託と信託契約を結ぶ。事故発生後にプルデンシャル信託がプルデンシャル生命に対し、保険金請求を行った後、保険金の受益者に対し、プルデンシャル信託から金銭の支払いが行われるという。

 信託契約時には契約事務手数料5,000円が必要。また、被保険者の死亡後の支払い時に、信託財産から、受領金額の2%を差し引き、信託財産交付開始後、毎年3月末日に2万円を信託財産から差し引く。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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