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ラクーン Research Memo(6):事業規模の拡大とともに収益性の向上も進む
記事提供元:フィスコ
*18:10JST ラクーン Research Memo(6):事業規模の拡大とともに収益性の向上も進む
■決算動向
(2)財務状況について
ラクーン<3031>の2015年4月末の財務状況を見ると、総資産残高は前期末比1,098百万円増の4,327百万円となった。「Paid」事業の売掛債権流動化に伴い現預金が675百万円増加したほか、事業規模の拡大に伴い売掛金が291百万円増加したことが主因となっている。
一方、負債は前期末比1,101百万円増の2,783百万円となった。有利子負債が57百万円減少したものの、事業規模の拡大に伴い買掛金が402百万円増加したほか、「Paid」事業の売掛債権流動化に伴い支払債務が165百万円、預り金が469百万円増加した。また、純資産は前期末比1百万円減少の1,543百万円となった。当期純利益201百万円を計上したものの、自己株式取得費用199百万円、配当金支払い24百万円を計上したことで、利益剰余金が24百万円減少したことが要因となっている。
経営指標を見ると、自己株式取得により自己資本比率が35.6%と前期の47.8%から低下したものの、収益拡大とともに有利子負債比率が12.7%と低下傾向を続けているほか、「Paid」事業の債券流動化に伴う現預金の増加もあって、財務体質は着実に強化されている。また、収益性指標を見るとROA、営業利益率ともにここ数年、上昇傾向が続いており、事業規模の拡大とともに収益性の向上が進んでいる。また、ROEに関しても自己株式取得に伴い13.1%と2期ぶりに10%台に回復するなど、株主資本効率も意識した経営が遂行されていることがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《YF》
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