ウィルグループ Research Memo(6):「リピート採用」と「友人紹介」で採用コストを抑制

2015年7月9日 17:16

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記事提供元:フィスコ


*17:16JST ウィルグループ Research Memo(6):「リピート採用」と「友人紹介」で採用コストを抑制
■独自の成長戦略

(2)人材確保のコスト削減戦略の進展

景気の回復から人材不足が日本経済の大きな問題になっている。ウィルグループ<6089>も人材確保は足元における最大の課題と位置付けている。採用のための費用を積めば人材は確保しやすくなるが、利益が圧迫されるためである。そこで同社は費用を極力増やさない独自の戦略でこの問題を乗り切っている。

戦略の第1は「リピート採用」と「友人紹介」である。過去に同社で働いていた人材を再度雇用する「リピート採用」、現在雇用している人から友人を紹介してもらう「友人紹介」によって、採用コストがかからないようにしている。同社の人材募集のうち、40%はこれら独自戦略による自社での確保になっており、これによってセールスアウトソーシング事業やファクトリーアウトソーシング事業の利益率低下を防ぐことができたとしている。

戦略の第2は、資格が必要な業種で導入している。働きながら資格を取ってもらうという戦略であり、特に介護分野で活用している。資格がなくても介護の仕事に就きたいと思っている人材をまず集める。そのうえで資格がなくてもできる介護の仕事を探して紹介し、仕事に従事しながら、必要な資格を取ってもらう。資格を取ったら、さらに新しい職場を提供する。こうすることによって、初めから介護士などの資格を持っている人材を探すよりも低いコストで人材を確保できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)《SF》

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