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伊藤忠、フランスの植物油メーカーを買収 北米・アジアで植物油の販売強化
伊藤忠商事は、フランスの植物油製造・販売会社「Provence Huiles」に資本参加する。写真は、Provence社の親会社Webサイト上のProvence社紹介ページ。[写真拡大]
伊藤忠商事は9日、フランスの植物油製造・販売会社「Provence Huiles」(PH社)に資本参加すること合意したと発表した。今年中に子会社化する。
PH社は、1998年設立で、本社をフランス・ヴィトロルに置く。事業は植物油の製造と販売を行っている。現在の株主は、物流・保管、植物油製造・販売を手掛けるフランスの「Mediaco Vrac Development」(MVD)社。
MVD社は、ヨーロッパや南米などで、高オレイン酸ひまわり油、グレープシード油などの植物油を販売している。
伊藤忠は今後MVD社からPH社の株を取得し、PH社を傘下に入れることで、伊藤忠が強みを持つ北米やアジアでの植物油の販売を強化するとしている。
また、伊藤忠がすでに持つ北米での事業基盤に、ヨーロッパの製造・販売拠点を加えることで、世界的な健康志向に対応し、付加価値の高い植物油の安定供給を目指す。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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