NEC、米国の電力会社に出力2.4MWの大型蓄電システムを納入

2015年7月7日 14:37

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納入した蓄電システムラック(NECの発表資料より)

納入した蓄電システムラック(NECの発表資料より)[写真拡大]

 NECとNECのスマートエネルギー関連会社であるNECエナジーソリューションズは7日、米カリフォルニア州の大手電力会社であるSouthern California Edison(SCE)に出力2.4MW、容量3.9MWhの大型蓄電システムを納入したと発表した。設置場所はカリフォルニア州オレンジ郡。

 カリフォルニア州では、太陽光を初めとした再生可能エネルギーを活用した発電が増加しており、2020年までに33%以上の再生可能エネルギー導入を義務付けている。さらに2030年までには50%以上の導入義務を現在検討している。一方、再生可能エネルギーは、昼夜間の発電量に差が生じるなどの課題がある。

 この課題を受け、システムは、SCEの配電網の安定化を支援し、SCEが保有する配電網の負荷軽減のために利用される。また、7週間の短期間で構築したという。

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