ピックルスコーポレーションの第1四半期業績は2ケタ増収ながら、原料野菜の高騰により営業減益

2015年7月4日 18:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■最終利益は前期に比較して特別利益が増加し、特別損失の大幅減少により約2倍の大幅増益となる

 ピックルスコーポレーション<2925>(JQS)の第1四半期業績は2ケタ増収ながら、原料野菜の高騰により営業利益は減益となった。

 第1四半期連結業績は、売上高76億83百万円(同12.7%増)、営業利益2億69百万円(同29.8%減)、経常利益2億72百万円(同32.5%減)、純利益1億59百万円(同99.4%増)であった。

 売上高に関しては、全国の製造・販売拠点を活用した営業活動、CMなどの広告宣伝活動及び売場提案などの販売促進活動を積極的に実施し、既存得意先への拡販や新規取引先の開拓を行ったことで、2ケタの増収となった。

 利益面については、原料産地における日照不足などの天候不順による影響により、主要な原料野菜である白菜や胡瓜などが高騰したことで、営業利益、経常利益ともに減益となった。しかし、最終利益については、前期に比較して特別利益25百万円(前年同期05百万円)が増加し、特別損失01百万円(同1億39百万円)が大幅に減少したことから約2倍の大幅増益となった。

 16年2月期連結業績予想は、売上高281億50百万円(前期比5.0%増)、営業利益12億07百万円(同14.3%増)、経常利益12億43百万円(同13.2%増)、純利益7億01百万円(同39.3%増)を見込んでいる。

 3日の株価は1365円と今期も好業績予想であることから高値圏で推移している。しかし、株価指標は、予想PER11.34倍、PBR0.98倍、配当利回り1.1%と割安である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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