7月1日に挿入された「うるう秒」を映したデジタル時計に見物客が殺到!

2015年7月2日 18:50

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うるう秒を表示したデジタル時計(東京小金井ロータリークラブ発表資料より)

うるう秒を表示したデジタル時計(東京小金井ロータリークラブ発表資料より)[写真拡大]

  • その瞬間に備える見物客と報道陣(東京小金井ロータリークラブ発表資料より)

 7月1日(水)の8時59分59秒と9時00分00秒の間に挿入された“うるう秒”。みなさんは“うるう秒”の瞬間をどう過ごしていましたか?

 東京小金井ロータリークラブは、武蔵小金井駅コンコース内のデジタル時計において“うるう秒”が表示されたことを発表しました。

 7月1日(水)の8時59分59秒と9時00分00秒の間に挿入された“1秒間”である、8時59分60秒。

 日本で、その時刻を見物できる場所は4カ所しかないこともあって、“うるう秒”の瞬間を見るために武蔵小金井駅には約150人の見物客が集まったとのこと。

 見物客たちは、約5秒前より自然にカウントダウンを始め、うるう秒がデジタル時計に表示された瞬間をカメラに映すしていたとのことです。

●なぜ小金井駅?

 日本の標準時刻といえば、東経135度の子午線が通る兵庫県明石市が有名ですよね。しかしその一方で、日本の標準時刻を決定・維持している、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の存在と、NICTが小金井市に位置していることはあまり知られてはいません。

 今回、東京小金井ロータリークラブは、“時の生まれるまち”というキャッチフレーズとともに、小金井市の活性化、まちおこしの一助になればとの想いで“うるう秒”を表示するデジタル時計を作ったとのことです。

 たった1秒で過ぎてしまう“うるう秒”。その一瞬から生まれるチャンスを見逃さなかった今回の取り組み。150人もの見物客が駆けつけたということで、この取り組みはひとまず成功といったところでしょうか。(記事:谷津沙夏・記事一覧を見る

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