コニカミノルタプラネタリウム、超高輝度LED採用のプラネタリウムを開発

2015年6月8日 19:16

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Infinium Σ(写真:コニカミノルタプラネタリウム発表資料より)

Infinium Σ(写真:コニカミノルタプラネタリウム発表資料より)[写真拡大]

  • 投影イメージ(写真:コニカミノルタプラネタリウム発表資料より)
  • 超高輝度LED(写真:コニカミノルタプラネタリウム発表資料より)

 コニカミノルタプラネタリウムは8日、光学式プラネタリウム 「Infinium Σ(インフィニウム シグマ)」を開発し、販売を開始したと発表した。

 本製品は、1985年に登場した「Infinium」シリーズの最新機種。光学系を一新し、360度を32分割して、星空を映し出す投映機構を搭載し、恒星一つひとつの明るさの段階を細分化することで、肉眼で見上げた時の様な星空の奥行き感を再現したという。

 また、光源に超高輝度LEDを採用し、従来の約2.5倍の明るさで投影できるようにし、新開発の調光制御により、大気の影響を反映した投影も可能となっている。

 このほか、空冷システムの最適化と本体機構を静音化し、駆動部の少ないデジタル式プラネタリウムと同じレベルの静粛性能とした。また、本体の外観を五角形と六角形を組み合わせた32面体で構成するものにし、小型化も実現。メタル調の色合いとともに精密感を表現したという。

 1号機は、「コニカミノルタプラネタリウム"満天" in Sunshine City」(東京都豊島区)のリニューアルに合わせ、12月に設置される予定。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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