味の素、インドネシアのパン市場に参入

2015年6月5日 15:47

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 味の素は5日、インドネシアのパン市場に参入し、同社とグループ会社の味の素アセアン地域統括社、味の素ベーカリーの3社で「PT AJINOMOTO BAKERY INDONESIA」(インドネシア味の素ベーカリー社)を7月に設立し、来年8月から販売を開始すると発表した。

 インドネシア味の素ベーカリー社はインドネシアの首都ジャカルタに本社を置く。資本金は、1,800億インドネシア・ルピア(約17億円)。出資比率は、味の素アセアン地域統括社が70%、味の素が25%、味の素ベーカリーが5%。従業員数は約50名。

 事業は、冷凍パン生地、冷凍ベーカリー製品の開発・製造・マーケティングを行うとしている。売上高は2020年度に1,935億インドネシア・ルピア(約18億円)を目指す。

 同社では、インドネシアは継続的な経済成長が見込まれ。パン食が急速に普及している中、同国のパン市場でまだ普及していない高付加価値の冷凍パンの製品開発や製造を行い、ジャカルタ都市圏で、中間層を主な購入者として販売するとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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