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アジュバン Research Memo(4):中間決算時の修正予想どおりの決算で着地
*16:43JST アジュバン Research Memo(4):中間決算時の修正予想どおりの決算で着地
■2015年3月期決算の詳細分析
(1)決算の概要
アジュバンコスメジャパン<4929>の2015年3月期は売上高4,503百万円(前期比1.5%減)、営業利益733百万円(同26.8%減)、経常利益759百万円(24.7%減)、当期利益47百万円(同91.8%減)で着地した。期初は売上高5,184百万円(同13.4%増)、営業利益1,129百万円(同12.7%増)を予想していたが、中間決算時に下方修正され、ほぼ修正予想の線で着地した。
2015年3月期は主力事業のスキンケア、ヘアケア製品販売で一段の成長を図ると同時に、中期成長エンジンとして期待するカラー剤の投入や香港での海外展開本格化などの大きなチャレンジにも乗り出した年であった。結果的には、主力事業においては非正規流通問題で主力事業がダメージを受けて売り上げが減少し、新規事業のカラー剤や海外事業も計画を下回ったために主力事業の落ち込みを支えるには至らず、売上高は前期比減収となった。
利益面では営業力増強を目指した採用増や子会社の増加、販促費増加などで販管費が前期比7.5%の増加となり、結果的に営業利益は前期比26.8%の大幅減益となった。当期利益は保有していた製品製造委託先の株式について減損処理を行って特別損失を計上したため前期比91.8%減となった。
プラス面では「その他」に含まれるボディケアの伸長があった。2014年6月に発売した「FOGSUI」は炭酸入りの発泡性化粧水であることや価格が比較的低価格であることなどが消費者に受けて、4万本の発売計画に対して12万本を販売する大ヒットとなり、「その他」セグメントの売上高が前期比220百万円増加する原動力となった。
なお、2015年3月期に特別損失に計上された投資有価証券の減損は、同社が製造を委託している(株)ファインケメティックスの株式にかかるものである。ファインケメティックスの生産体制には影響はなく、同社は商品供給上のリスクはないとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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