ETF買入れ意識でプラス圏浮上なるか/ランチタイムコメント

2015年6月1日 12:05

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記事提供元:フィスコ


*12:06JST ETF買入れ意識でプラス圏浮上なるか
 日経平均は反落。73.46円安の20489.69円(出来高概算12億3000万株)で前場の取引を終えている。5月29日の米国市場は1-3月期GDP改定値が大幅に下方修正されたことを受け、景気後退懸念から下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の20455円となり、これにさや寄せする格好から利食いが先行。前場半ばには一時20410.27円まで下げ幅を拡大する局面もみられた。
 指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、日東電<6988>などが軟調。一方、エーザイ<4523>、資生堂<4911>、塩野義<4507>のほか、金庫株の消却を発表したファナック<6954>などが日経平均を下支えしている。セクターでは繊維、水産農林、電力ガス、石油石炭、その他金融がしっかり。半面、不動産、輸送用機器、海運、小売、情報通信、空運などが冴えない。

 ファナック<6954>が期待ほど強い値動きとならず、日経平均へのインパクトは限られているが、それでも底堅い値動きをみせている。日経平均、TOPIXともに下げていることから、後場は日銀のETF買入れが意識されやすい。また、一目均衡表の雲下限レベルでの攻防をみせているソフトバンク<9984>辺りが切り返しをみせてくるようだと、日経平均がプラス圏に転じる可能性はあると考えられる。
 また、日経平均は反落ではあるが、中小型株への物色から、東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っている。押し目買い意欲の強さが窺える。(村瀬智一)《FA》

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