5月SQは「下に残す幻のSQ値」に【クロージング】

2015年5月8日 16:34

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記事提供元:フィスコ


*16:35JST 5月SQは「下に残す幻のSQ値」に【クロージング】

8日の日経平均は反発。87.20円高の19379.19円(出来高概算25億6000万株)で取引を終えた。欧米の債券市場が落ち着きを見せたことや、225先物ナイト・セッションで19040円をつけた後に下ヒゲ陽線を残したことなどが材料視されて一日を通してプラス圏での推移となった。寄付きに算出された5月限オプションSQ値は19270.79円と「下に残す幻のSQ値」となったことも投資家心理をポジティブに向かわせる要因に。規模別株価指数では大型株が相対的に強含むなか、東証一部全銘柄の7割近い銘柄が上昇する展開となった。

業種別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>とメガバンクが強い動きを見せた銀行が上昇率トップ。一方、原油価格の下落が影響して石油・石炭、鉱業が弱い。個別では、メガバンクのほかアリババの好決算を受けたソフトバンク<9984>、好業績を発表した任天堂<7974>が買われた一方、ファナック<6954>は一日を通してマイナス推移に。また、取引時間中の決算を発表した銘柄では、富士重<7270>、帝人<3401>が買われたが、三菱商<8058>が買い一巡後失速したほか、丸紅<8002>は売り優勢となった。

今夜の米雇用統計の内容を見極める必要はあるが、来週末15日に組成される野村の日本株投信などが材料視されて週明けの東京市場はしっかりとした推移を見せる可能性がある。企業決算へのハードルが非常に高まっているなか、今期業績見通しは想定通り保守的な内容となったが、3000億円の自社株買いの枠設定を発表したトヨタ自<7203>が週明けに買われるかが注目されよう。《AK》

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