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サンワテクノス<8137>新商材の発掘の取り組みをポジティブに評価
*10:05JST サンワテクノス<8137>新商材の発掘の取り組みをポジティブに評価
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』4月16日放送において、サンワテクノス<8137>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■事業概要
技術系専門商社で、電機・電子・機械の3つの分野にまたがって事業を手掛けている点に特色がある。これら3分野は、ユーザーや需要のけん引役などがそれぞれ異なっているため、1社でカバーするとなると、製品に対する情報や理解が「広く浅く」なってしまうリスクをはらんでいる。それに対して同社は「広く深く」を志向して実践している。
その裏付けとなっている背景には、技術系商社として、理系のバックグラウンドを有する社員を数多く抱えていることなどがある。また、当初は安川電機<6506>やダイヘン<6622> の販売代理店として、機械や電機の分野でスタートし、その後「双方向取引」として電子部品を扱うようになるといった具合に、段階を踏んで時間をかけながら3つの分野について知識・経験を積み重ねてきたことなども背景にある。
■主な事業部門別取扱い製品
電機部門
AC サーボモータ、プログラマブルコントローラ、リニアモータ他各種モータ、インバータ、パワーコンディショナ、半導体製造装置用クリーンロボット・真空ロボット、受変電設備及び工事など
機械部門
半導体関連製造装置、産業用ロボット、液晶・パネル搬送用クリーンロボット、バルブコントロール装置、物流搬送装置、風水力装置、空調・厨房設備、各種検査装置、医療機器など
電子部門
電源、コネクタ、半導体、センサ、小型ファン、LED、LCD、産業用パソコン、CPU ボード、メモリモジュールなど
電機部門の商材は、顧客の製品の部材である。それら部材を使用して生み出される製品は主に産業用機器で、工場における生産設備であるケースが多い。機械部門で扱う商材は、顧客の製造ラインの設備の完成品である。したがって、機械部門の商材と、電機部門の商材とは需要ドライバー(けん引役) が企業の設備投資であるという点で共通している。
■収益構造の状況
2015年3月期の中間期実績ベースで見ると、電機部門が20.3%、機械部門が7.9%、電子部門が71.8% という比率となっている。過去(2010年3月期まで) においては電子部門の利益率が安定して高く、次いで電機部門、機械部門という傾向が読み取れる。
売上高を顧客向けに分析すると、FA・産業機器向けが26.8% で最も大きく、半導体・液晶がそれに続き、アミューズメント、自動車が3 位グループを形成している状況。顧客・向け先別売上高は相手の業況に左右されるため、2 位以下は各年で変動があるが、FA ・産業機器向けが全体の約4分の1を占めるという構造は今後も続くとみられる。
■新たな成長市場の掘り起し
これまで、企業の設備投資関連の需要に代表される、産業用途の事業で成長・発展を遂げてきた。しかし、時代の変化に合わせて、新たな成長市場の掘り起し、新規事業を確立することを中・長期成長のための重点施策の1つに位置付けている。
同社は「新エネルギー」、「省力化」、「介護・医療」及び「社会インフラ」の5分野を成長市場と位置付け、それぞれの分野において様々な商材の売り込みを行っている。具体的な商談事例としては、リチウムイオン電池の検査装置向け電子部品、店舗向けLED照明機器、医療用支援ロボット、工場・オフィス向けAED機器などがある。
こうした新商材の発掘の取り組みをポジティブに評価。目先の企業業績に対する貢献度は必ずしも大きくはないが、「双方向取引」をさらに活性化させるためにも、新しい商機を見出そうという努力は不可欠であり、生活関連への進出はその象徴的な動きと評価できる。
■最近の動き
2015年夏にもメキシコに進出する。まず日系自動車部品メーカーの工場で自動化ラインを技術支援し、製造装置を販売する計画。メキシコでは自動車部品メーカーによる工場立ち上げが相次いでいるほか、コスト削減のため自動化装置へのニーズが高まっている。中国などアジアを中心に22ヶ所の海外拠点をもつが、メキシコ軸にグローバル展開に弾みをつける。
また、車載部門専門の「車載営業部」を新設。カメラやセンサーを備え安全運転を助ける「スマートカー」を開発する自動車メーカー向けに、専門部隊が対応する。新設の営業部は高い品質基準を満たす部品のみを扱い、他の部品商社との違いを出す。
■足元の業績
2015年3月期第3四半期(14年4-12月)業績は、売上高が前年同期比9.8%増の777.09億円、営業利益が同14.5%増の22.45億円、経常利益が同14.6%増の24.80億円、四半期純利益が同20.3%増の16.16億円だった。日本の売上高が前年同期比6.8%増の585.65億円、営業利益が同7.5%増の13.54億円。アジア地域の売上高は同18.2%増の217.55億円、営業利益が同20.6%増の8.31億円。
■株価動向
足元では25日線レベルでのこう着をみせているが、週間形状では昨年5月以降は上昇する26週線が支持線として機能する格好での上昇トレンドを形成。2月高値1277円をピークに調整をみせているが、この26週線が支持線として機能しており、緩やかながら下値を切り上げてきている。日足の一目均衡表では雲上限に上値を抑えられている状況である。雲は1208-1221円処に位置するが、10営業日後辺りにねじれを起こしてくるため、トレンドが出やすい期間に入る。また、遅行スパンの同時期には現在の水準でも上方転換シグナルを発生させてくる可能性がある。押し目狙いのタイミングに。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送《TM》
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