欧米為替見通し:G-20声明とTPP交渉の行方に要警戒

2015年4月17日 17:12

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記事提供元:フィスコ


*17:12JST 欧米為替見通し:G-20声明とTPP交渉の行方に要警戒

本日17日の欧米市場のドル・円は、米国の3月のコアインフレ率、4月のミシガン大学消費者信頼感指数とインフレ見通しなどを見極める展開となる。

ドル・円は、米国の景気失速懸念を受けて米国連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退していることで、上げ渋る展開となっている。

本日発表される米国3月のコアインフレ率が予想を下回っていた場合、そして4月のミシガン大学消費者信頼感指数でのインフレ見通しが低下していた場合、ドル売り圧力が強まることになる。

G-20財務相・中央銀行総裁会議では、行き過ぎたドル高に関して協議される模様で、G-20声明への警戒感が高まっている。

環太平洋経済連携協定(TPP)は、経済規模世界1位の米国主導で3位の日本を巻き込み、2位の中国に対する包囲網だったが、中国が主導した日米不参加のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に57カ国が参加したことで、日米包囲網が構築された。

オバマ米政権にとって環太平洋経済連携協定(TPP)の早期妥結が喫緊の課題となっており、昨日の貿易促進権限法案(ファストトラック)の提出を受けて、早期妥結の可能性が高まっており、ドル高・円安要因となる。

【今日の欧米市場の予定】

17:00 ユーロ圏・2月経常収支(1月:+88億ユーロ)
17:30 英・3月失業率(予想:2.3%、2月:2.4%)
18:00 ユーロ圏・3月消費者物価指数改定値(前年比予想:-0.1%)
21:30 米・3月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.7%、2月:+1.7%)
23:00 米・4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:94.0、3月:93.0)
23:00 米・3月景気先行指標総合指数(予想:+0.3%、2月:+0.2%)

国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季総会(19日まで)《KO》

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