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SDエンター Research Memo(2):フィットネス事業を中期成長の中核エンジンに位置付け
*18:19JST SDエンター Research Memo(2):フィットネス事業を中期成長の中核エンジンに位置付け
■「SDフィットネス中期ビジョン」を発表
(1)中期ビジョンの概要と背景
SDエンターテイメント<4650>は2015年2月12日に「SDフィットネス中期ビジョン」を発表した。同社はSDフィットネス」のブランドでフィットネス事業を展開している。既存事業の中でフィットネス事業の成長性が最も高いと判断し、同事業を中期成長の中核エンジンに位置付けることを明確にしたものだ。同社のフィットネス事業は、親会社である健康コーポレーション及びそのグループ企業との関係において、シナジー効果の実現可能性が最も高いとかねてより期待されてきた。今回発表された中期ビジョンは、そのシナジー効果実現の具体策を示したものとして注目される。
「中期ビジョン」の背景、すなわち、フィットネス事業の成長性が最も高いと判断するに至った背景には、大きく2つの要因がある。1つはシニア人口の増大によるフィットネス市場そのものの成長性への期待であり、もう1つは健康コーポレーショングループ内における「RIZAP(ライザップ)」という成功モデルの存在だ。
シニア人口の高まりについては多くの説明を要しないであろう。総務省によれば2014年9月15日現在の65歳以上の高齢者の人口は3,296万人で総人口の25.9%を占めている。日本の人口ピラミッドと平均寿命とを考え合わせると高齢者の人口及び比率はますます高まるのは確実だ。そうした状況にあって注目されているのは、「健康寿命」という考え方だ。これは介護等を必要とせずに自立した生活ができる期間のことだ。こうした意識の高まりもあって、フィットネス市場はシニア層の増加に伴って拡大が続くと期待されている。
健康コーポレーショングループが展開するパーソナルトレーニング・ジムRIZAPも説明は不要であろう。2ヶ月間でボディメイクを実現するプログラムとその実績が評価されて、サービス開始後3年間で累計新規会員数は25,000人を超えた。国内では38店舗(2015年2月末現在)を展開し、月間利用者数はコンスタントに6,000人を超え、月商は900百万円前後で推移している。SDフィットネスは従来型のフィットネスジムであるが、ここに健康コーポレーショングループのマーケティングノウハウ、RIZAPで蓄積したトレーニングに関するデータやノウハウを活用することで、シナジー効果によってSDフィットネスの成長性を一変させることが可能と期待されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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