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SDエンター Research Memo(1):コスト削減から売上拡大・成長が主眼のフェーズ2へ
*18:14JST SDエンター Research Memo(1):コスト削減から売上拡大・成長が主眼のフェーズ2へ
SDエンターテイメント<4650>は2014年1月の健康コーポレーション<2928>グループ入りに際して成長ロードマップを作成し、その着実な実行に取り組んできた。コスト削減等を中心とするフェーズ1は終了し、現状は売上拡大・成長を主眼とするフェーズ2へとコマを進めた状況にある。
同社は2015年2月12日に「SDフィットネス中期ビジョン」を発表した。同社はかねてより健康コーポレーショングループとのシナジー効果の実現を目指してきた。その具体策は同社のフィットネス事業と健康コーポレーショングループのRIZAP事業とのコラボレーションによる成長プランである。フィットネス市場はシニア人口の増加から今後も拡大傾向が継続すると見込まれており、同社自身が持つエンターテイメント事業の“楽しみ”要素と、RIZAPで成功した“パーソナライズ”要素を活かすことで、オリジナリティのある郊外型ジムとして独自のポジション確立を目指していく。計数目標は、2020年度(2021年3月期)にフィットネス事業で売上高100億円、営業利益20億円を目指すとしている。
同社はまた、フィットネス以外の事業でも体質強化を図りながら、全社ベースの売上高も2015年3月期見通しの77億円から2021年3月期には150億円に倍増させる計画だ。GAME、ボウリング、映画といった事業においてはフィットネス事業のような爆発的な成長シナリオを描いているわけではなく、売上拡大よりも利益成長に重点を置いているとみられる。北海道という観光資源に恵まれた事業基盤を活かした外国人観光客の取り込み拡大と、今後発表が予定される新規事業の内容が注目されるところだ。
足元の業績は好調だ。同社の業績は季節性が強く、第4四半期(1月-3月)のウエイトが高い。2015年3月期では、第3四半期までが計画どおりに推移しているうえ、第3四半期の段階で第4四半期の収益につながるような手応え(フィットネス会員の増加、ボウリングの来場者数増)が得られたことが、業績達成の自信を深める要因となっている。株主還元策において、配当予想に変更はないが、最低投資金額引き下げのために株式分割を行うことや株主優待策の充実が図られた点も注目だ。
■Check Point
・フィットネス事業を中期成長の中核エンジンに位置付け
・フィットネスで21年3月期に売上高100億円、営業利益20億円を計画
・株主優待は健康コーポレーションの商品も加わり選択肢に幅
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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