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サイバーリンクス Research Memo(1):デファクトを構築し提供するクラウドサービス企業
*17:27JST サイバーリンクス Research Memo(1):デファクトを構築し提供するクラウドサービス企業
サイバーリンクス<3683>は、和歌山県に本拠を置くITサービス会社。主力のクラウド事業は流通業向けや、官公庁向けなどの市場No.1になれる特定分野に的を絞り、過去の事業展開において培った経験、業務ノウハウを標準化し、共同利用型でサービスを安価にユーザーへ提供する体制を整えている。また、和歌山県下で7店舗のドコモショップの運営も行っている。2014年3月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場、今年3月には同市場第2部に市場変更された。
2014年12月期業績は、売上高が前期比18.5%増の8,849百万円、営業利益は同78.2%増の604百万円と2ケタ増収・営業増益となり、売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。消費税率変更特需などによりITクラウド事業が、iPhone販売の通年寄与及び(株)NTTドコモ<9437>の新料金プランの導入効果により販売台数が伸びたことで、モバイルネットワーク事業がそれぞれ好調に推移したことが主要因だ。
2015年12月期は、売上高が前期比2.8%増の9,101百万円、営業利益は同5.9%増の640百万円と増収、増益を確保するものの、当期利益は同6.1%減の363百万円と減益を見込んでいる。売上高、営業利益が1ケタの伸びにとどまるのは、前期にあった消費税率変更特需の反動減や新料金プラン導入効果一巡などのマイナス影響を想定するためだ。なお、当期利益が減益となるのは、前期に減少した税金費用が通常水準に戻ることによるものである。
中長期的には、流通クラウドを中心にITクラウド事業を拡大させ2020年までに経常利益10億円を達成することを目標として掲げている。具体的には、新サービスを提供するための開発投資に着手し、食品小売業から、卸売業、メーカーまですべての食品流通企業へのクラウドサービス提供体制を整え、顧客基盤の更なる拡大を図る。同時に、新規事業である医療や学校向けのクラウドサービスの推進、及びITクラウド事業とモバイルネットワーク事業のシナジーの発揮を目指すことを戦略として打ち出している。弊社では、流通業向けは食品小売クラウド基幹系サービスでシェアNo.1、学校向けクラウドサービスで地盤でない神戸市の受注を獲得したことなどを考慮すると、同社の生み出すサービスの競争力は高いと評価し、今後の展開に注目する。
■Check Point
・14年3月にJASDAQ上場、15年3月に東証2部へ市場変更
・消費税率変更特需で拡大ペースが加速
・流通クラウド分野を中心にITクラウド事業の拡大続く
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)《FA》
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