日立、インドで病院の省エネ実証事業へ参画

2015年3月31日 10:54

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 日立製作所と日立インド社は30日、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施するインドにおける病院の省エネ化を推進する「ICT活用型グリーンホスピタル実証事業」に関して、実証前調査の委託先に採択されたと発表した。

 この実証事業は、病院内のITシステム環境を整備し、高効率なシステム・設備に更新することで、施設全体のエネルギー使用状況を把握・可視化し、全体のエネルギー使用を最適化して省エネ化を図るもの。4月から10月まで実証内容の確認などを決定する実証前調査を行い、NEDOの事業化評価を経て、約2年間にわたる実証事業の実施を目指す。病院は、インド最大の国立医科大学All India Institute of Medical Sciences AIIMS)で行う。

 現在想定している実証事業の内容は、(1)病院施設の省エネ化を実現する高効率な設備の導入・更新、(2)省エネ性に優れたデータセンタの構築、(3)ユーティリティ設備の最適運転による省エネ効果の最大化、などである。

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