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川崎重工、日本・タイ向け8000キロワット級ガスタービン発電設備2台を受注
川崎重工は、新日鉄住金エンジニアリングが日本とタイで実施するオンサイトエネルギー供給事業向けに8,000キロワット級ガスタービン発電設備2台を受注した(写真:川崎重工の発表資料より)[写真拡大]
川崎重工は12日、新日鉄住金エンジニアリングが日本とタイで実施するオンサイトエネルギー供給事業向けに、8,000キロワット級ガスタービン発電設備2台を受注したと発表した。
今回受注した設備は、自社開発の「M7A」を搭載するガスタービン発電設備で、J-オイルミルズ社の千葉工場とタイの現地法人コハマタイヤマニファクチュアリングに建設予定のガスタービンコージェネレーションシステムにそれぞれ設置される。
川崎重工はガスタービン発電設備を供給し、新日鉄住金エンジニアリングが排熱回収ボイラや補機一式の調達と現地工事を行う。両システムともに運用開始は2016年を予定しており、発生する電気と蒸気は、いずれも工場内の動力源や熱源として利用される。
同社の高効率ガスタービン「M7A」シリーズは、コージェネレーションシステム分野において国内外で150台以上の受注・納入実績があり、高い信頼を得ている。同社は、新日鉄住金エンジニアリングが展開する国内のエネルギーセンターに向けて、すでに同シリーズの7,000キロワット級ガスタービンを4台納入しており、今回の受注はこれらの高効率、高信頼性を誇る運用実績が評価されたことによるとしている。
同社は、自社開発のガスタービンの高い技術力と豊富な納入実績に基づく優れた信頼性を活かして、日本および成長市場として期待される東南アジアでの販売拡大を進める。また、欧州、米国、アジア極東地域においても現地販売拠点を活用し、世界4極体制にてガスタービン事業を積極的に展開していく。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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