仮想空間内でも肌の色による潜在的な差別が発生する?

2015年3月6日 14:29

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 仮想空間における「緊急事態」発生時に「肌の色による差別」が起きることが実験で明らかになった。同論文は、専門ジャーナル誌Computers in Human Behaviorに掲載されている(Slashdot)。

 仮想空間の建物で、部屋に閉じ込められた仮想キャラクターが助けを呼んでいるとした緊急事態を設定し、そのキャラクターの肌の色によって、助けに応じる参加者の数に違いがあるのかを調べた。キャラクターの肌の色は白もしくは黒に設定。

 白人の参加者らは、出来るだけ早く建物の外へ出るよう指示されていた。実験の結果、白人のキャラクターの救出を試みた参加者の数は、黒人のキャラクターの救出を試みた参加者数の3倍にもなったとのこと。また、時間制限を取り払った場合には、差別の度合いが弱まるという結果が得られたという。

 これは、潜在的に潜む社会及び文化的差別に基づく自動カテゴリー化がもたらした結果であると、同論文は説明している。圧力のかかる状況下では人の自動反応を増大させ、黒人キャラクターに対する差別につながったとのこと。

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