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世界でもっとも高額なドメインの1つ「sex.com」は世界で最も大きな裁判沙汰になったドメインでもある
taraiok 曰く、 「sex.com」(Wikipediaの「sex.com」ページ)というドメインは、「世界で最も高額なドメインの1つ」と言われている。現在このドメインを使って運営されているサイトは「ポルノ向けのPinterest」のようにも見えるが、このドメインを最初に取得したのは、現在大手恋愛・結婚マッチングサイト「match.com」の創業者であるGary Kremen氏だ。しかし、その後このドメインは同氏の元から「盗まれる」こととなる(MOTHERBOARD、Slashdot)。
sex.comは、Kremen氏によってjobs.comやMatch.com、housing.comなどと同じく1994年に登録された。同氏はオンラインデートのビジネスを構築していたが、ある日、ドメイン登録が変更されたのに気がついた。Gary Kremenは、変更された登録電話番号に連絡を取り「私のドメイン名で何をしている?」と聞いた。新たな主であるStephen Cohenはこういった「いいや、これは私のドメインだよ」と。それが彼の生涯のライバルになる華麗な詐欺師との出会いであったという。
Stephen Cohenは「ネットワーク関連業務を行っている誰か」と性的な関係にあり、メールの設定情報を使ってドメインを盗み出したと見られているという。
結局、Kremen氏は裁判によってsex.comドメインを取り戻したが、判決が決定するまでの5年間、その間Cohen氏はsex.comドメインで運営していたサイトで一日当たり50万ドルも広告費を稼いでいたそうだ。Googleがまだ無かった時代、ブラウザに「sex.com」と打ち込むだけでサイトが閲覧できたということは大きなアドバンテージであり、一日数百万ユーザーのビジターを獲得していたという。
裁判の判決では、損害賠償として6400万ドルの請求も認められたのだが、Cohen氏はその支払いから逃れるためにメキシコに逃亡。最終的には同氏は米国に引き渡され、6ヶ月拘留されたもののCohen氏は損害賠償の支払いを拒み続けたため、金銭的にはKremen氏は大損をしたという結果になったようだ。
なお、Kremen氏はその後2006年にsex.comドメインの権利を競売に掛け、1300万ドルで売却している。
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