ウィルグループ Research Memo(5):通期は期初予想を据え置くが、2ケタ増収増益を目指す

2015年2月18日 16:43

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記事提供元:フィスコ


*16:43JST ウィルグループ Research Memo(5):通期は期初予想を据え置くが、2ケタ増収増益を目指す

■決算概要

(4)2015年3月通期の予想

2015年3月期の連結業績予想は、期初予想を据え置きとなった。売上高が前期比22.8%増の32,916百万円、営業利益が同12.6%増の909百万円、経常利益が同18.1%増の914百万円、当期純利益が同34.2%増の515百万円である。

第2四半期の好調な進捗を見ると、第3四半期はやや成長が鈍化したかのように見える。しかし、ウィルグループ<6089>によれば第2四半期の進捗率の増加は、第3四半期に見込んでいた受注が第2四半期に前倒し計上になった一方、第2四半期に予定していた販管費の一部が下半期に先送りになったためだという。これらの要因がなければ、ほぼ想定どおりの着地になったようである。また、同社は多くのクライアント企業の年度末に当たる第4四半期に受注が増える傾向にあるが、通期予想はそれも想定したうえで計画を立てているため、据え置きが妥当としている。

景気回復に伴う人手不足感から、足元においては潜在需要も多く、同社では売上高だけならば、30%程度の伸びも可能としている。しかし、人材が“資産”となる同社のようなビジネスの場合、無理をした拡大は新規スタッフの確保のためのコストが利益を大きく圧迫する恐れが高い。2016年3月期以降も着実な増収・増益を確保していくためには、仕事を取り過ぎないという配慮も必要になる。したがって同社の通期予想は、今のところ大きく上振れる可能性が低いと見てよかろう。

しかし、期初予想そのものが、売上高、利益ともに前期比2ケタ増、5期連続で売上高と利益の過去最高更新という高い目標を目指すことに変わりない。そしてこの高い目標は、受注コントロールをしっかりと行っていけば十分に達成可能と見てよい。

通期予想どおりの着地となると、配当性向は8.4%になる。同社は配当性向10%を一応の目安としているようだ。したがって、事業の進捗を見ながらとなるものの、増配する可能性も出てこよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)《FA》

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